探究学習でテーマを決め、先行研究を調べたら、次は「仮説」を立てるステップです。仮説は探究の方向性を決める重要な要素ですが、どのように立てたら良いか迷ってしまう人もいるかもしれません。本記事では、仮説を立てる際に役立つ8つのポイントを、わかりやすく解説します。中高生の皆さんも簡単に実践できる内容で、さらにAIを活用して仮説をサポートしてもらう質問例もご紹介しています。探究を進めるためのステップとして、ぜひ参考にしてください!
AIチャットの使い方
この記事では、AIチャットと話しながら読み進めることで、探究活動を始められます。
チャットの使い方は以下の通りです。
1ステップ進むごとに使ってみて下さい!
- 画面右下の青いボタンをタッチして、チャットを開いてみて下さい。
- チャットが開いたら、「チャットを開始」を押してください。
- なにか話してみましょう。
- 画面右下の青い×ボタンを押してチャットを閉じてください。
調査結果から問題点や疑問を見つける
先行研究を調査した段階で、仮説を立てるための出発点となる「未解決の問題点」や「疑問点」を見つけることが重要です。例えば、調査結果から「まだ解明されていないこと」や「不足している情報」などをリストアップすることで、仮説の材料が見えてきます。先行研究を丁寧に読み解き、具体的に疑問が浮かぶ部分を見つけ出すことで、仮説を構築しやすくなります。
AIへの質問例:
- 「先行研究の中でまだ解明されていない部分を見つけたいのですが、どこに注目すれば良いでしょうか?」
- 「調査した内容から問題点や疑問を見つけるためのアドバイスをください。」
原因と結果の関係を考える
仮説を立てるときは、テーマの中で起こっている事象に対して「なぜそうなるのか?」を考え、原因と結果の関係を明確にしましょう。この過程で、なぜその現象が起きているのか、自分の解釈をもとに仮説が自然に生まれることがあります。原因と結果のつながりが論理的に成立していると、説得力のある仮説を構築することができます。
AIへの質問例:
- 「○○という現象の原因を考えたいのですが、何か関連しそうな要因を挙げてもらえますか?」
- 「この問題について、原因と結果の関係を考えるためのヒントをもらえますか?」
自分の考えや直感も取り入れる
仮説は自由な発想も重要です。調査結果やデータからのみ仮説を立てるのではなく、自分が「こうかもしれない」と感じることも積極的に取り入れてみましょう。自分の直感や独自の視点を加えることで、独創的でユニークな仮説が生まれます。仮説は「証明できるかどうか」の前に「まずは思いつく」ことが大事です。
AIへの質問例:
- 「自分が感じている『○○ではないか』という考えを仮説に取り入れたいです。どのように組み立てると良いでしょうか?」
- 「自分の直感を仮説に活かすには、どんなポイントに注目すれば良いですか?」
具体的な仮説を立てる
「もし〇〇なら、〇〇になるはず」といった具体的で明確な仮説を立てると、後で検証がしやすくなります。具体的な内容があることで、仮説の根拠がわかりやすくなり、検証時にも軸がブレにくくなります。仮説を考えるときは、できるだけ具体的な例や条件を盛り込むことで精度が上がります。
AIへの質問例:
- 「○○に関して、具体的な仮説を立てたいのですが、『もし〇〇なら〇〇になるはず』という形で例を出してもらえますか?」
- 「このテーマで検証しやすいように具体的な仮説を作りたいです。どうすればよいでしょうか?」
論理的で一貫性のある仮説にする
仮説が先行研究や調査結果と矛盾していないかを確認しましょう。論理が一貫していれば、仮説の信頼性も高まります。仮説を立てた後は、「なぜその仮説が成り立つのか?」を説明できるようにし、先行研究と照らし合わせて矛盾がないかチェックすることが大切です。
AIへの質問例:
- 「この仮説が先行研究や調査結果と矛盾していないか確認してもらえますか?」
- 「立てた仮説が論理的かどうか、見直すためのポイントを教えてください。」
複数の仮説を考える
一つの仮説だけに絞るのではなく、異なる視点から複数の仮説を考えることで、より柔軟なアプローチが可能になります。たとえば、「こう考えた場合と、別の視点から見た場合」の二通りの仮説を考えることで、探究の幅が広がり、新たな発見につながることがあります。
AIへの質問例:
- 「このテーマに対して、異なる視点から考えられる仮説をいくつか提案してもらえますか?」
- 「別の視点からも仮説を立てたいのですが、どんなアイデアが考えられますか?」
検証可能な形にする
仮説が立ったら、それを検証するための具体的な方法を考えることが大切です。データ収集や実験が実現可能かどうかを検討し、必要なステップを整理することで、仮説が現実的になります。仮説は、実際にテストできる形で設定することで探究学習が進めやすくなります。
AIへの質問例:
- 「この仮説を検証するための具体的な方法を提案してもらえますか?」
- 「仮説を実際に確認するためのデータ収集や実験方法を教えてください。」
仮説をシンプルにする
仮説はシンプルでわかりやすい方が検証しやすく、他人にも理解されやすくなります。仮説を一度立てたら、不要な情報を削ぎ落として簡潔にまとめましょう。複雑すぎる仮説は検証に時間がかかるため、簡潔な表現で仮説を設定することで効率が上がります。
AIへの質問例:
- 「この仮説をもっとシンプルでわかりやすい表現にするにはどうすれば良いですか?」
- 「仮説を簡潔にまとめる方法についてアドバイスをもらえますか?」
まとめ
探究学習で仮説を立てるときは、「調査結果から問題点を見つける」「原因と結果の関係を考える」「仮説を具体的でシンプルにする」など、さまざまなポイントが重要です。さらに、AIに質問しながら考えることで、仮説の内容がより明確で検証しやすくなります。8つのポイントと質問例を参考にしながら、論理的でわかりやすい仮説を立てて、探究を深めていきましょう。
仮説を立て終わったらぜひこちらも!
探究学習で役立つ調査方法9選!
実験計画はこちら!
仮説を検証する実験計画の立て方9選!